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Maria Cristina Finucci

Vortice



「魅力的な色合いと堂々とした外観を持つヴォルティーチェは、エネルギーと活力の象徴であるだけでなく、その構成要素であるプラスチックと同様に、破壊的な力をも象徴しています。これは、マリア・クリスティーナ・フィヌッチが述べるように、『観客と知的かつ感情的なつながりを生み出すことを目的とした作品であり、自然の一部としてほぼ見えない現象、すなわち微細プラスチックを具象化することを意図しています。この微細プラスチックは海洋を殺しつつあり、この問題はある意味で私たち一人ひとりによって作り出されたものであり、私たち全員に関わる問題です。』」

ヴォルティーチェという作品が提起する環境への敏感さと尊重の促進というテーマは、非常に重要なものであり、『声』を与えたいと考えています。アートがグローバルな現実とその多様な側面を理解し、深く掘り下げるための特権的な手段となりうると確信しています。」と、ブランコ財団のディアナ・ブランコ会長は述べています。

ヴォルティーチェのインスタレーションは、環境省および領土・海洋保護省の支援のもと、ローマTRE大学の協力を得て制作され、2015年3月15日から10月31日まで、Folli 50.0のMostrami Factoryで展示されました。